曇りと雨

教習所終わったあとサイゼリヤに来た。平日のお昼はランチタイムやってるんですね、500円で安い。4人がけの窓側の席は外が見えて広くていいなぁ。行きがけで寄った本屋で好きな本の新刊出てたので買った。うーん...すごいいい。

孤独のことを考える。ひとりのこと、ひとりだと感じるということ。一昨日ゆきのさんとみつさんと新宿の京王百貨店のビアガーデンに行った。ビアガーデンずっと行ってみたかったので嬉しい、とびきり好きな人たちと一緒に広くて賑やかで天気のいい日夏の中ビールを飲んで話して笑えて優しくしてもらって嬉しい。3人で、大人の2人に囲まれて同じ話が出来て嬉しい。働いて自分のお給料で2人に1杯だけだけどごちそう(ごちそうなのか?)出来てほんとうに嬉しかった。写真を撮ってもらえた、笑ってるわたし。かわいいゆきのさん、優しいみつさん。

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f:id:neko_neco:20160726181238j:plainそれなのにこうして外に出ると「ひとりでいること」について考えてしまう。突然だけど(ほんとうに突然だけど)わたしはBL漫画が大好きでお金出して新刊で買いたいと思うのも買うのもBL漫画だけです。とくに紀伊カンナ先生が大好きで、新刊もさっき買って今読みました。人間の孤独を描くのが上手、上手というか大切にしている、と思う。簡単にひとりをふたりにしない。ふたりでいても常に人はずっとひとりで、ひとりでいた事や孤独だった記憶、感覚、景色を底に置いてる。主人公達はその孤独をたまに思い出しながらふたりで海を見たり寝たりカニを食べたりする。相手になにかしてやりたいな~今が一番幸せだな~って考えてる。孤独が悲しいことだってちゃんと描いてある(一言もそういうセリフがなくても)こういうのって少女漫画にはあんまりない(あるのもある) 読んでると、ああ...ってなるんですよ。上手く言えない...でもすごく「ああ...」って、たぶん言葉に表すなら「泣きたい、泣きそう」なんだけどそういうところに収まらない気持ちになる。相手のことを思いやる気持ちがどれだけ愛おしいことなのか再認識する。孤独と向き合った結果にあることを教えてくれる。全然上手く書けないな、だめだ...好きすぎて何言いたいのか分からなくなってきた...あと当たり前のことだけど絵がすごい上手、感情が背景になったみたい。こういうこと言っちゃダメだと思うけど、細田守っぽい(というよりこの人元々アニメーターだったらしいからもしかしてそういうことなのかもしれない) 主人公のひとりの美央が、ずっと「普通」になりたかった駿に「普通って安心だよね オレはオカマでもゲイでもないからさ、本当の所はわからんないけど、ひとりきりで不安でも誰かが呼びかけてくれたり大丈夫って言ってくれたら少しラクになるよね」「...生きることが?」って笑うシーンがあって、駿は隣でそれを聞いて「こいつが喜ぶことってなんだろう 何かしてやりたいって思い出した 最初のころと同じだ」って美央の横顔を見つめる。こういうのにわたしは日々救われてて、夕方買い物帰りに鳴る18時の音楽も聞けるしただベランダでビールを飲むことも、換気扇の下で煙草を吸うこともできるようなったのです。みんな機会があったら読んでみてください。感想まってます、おしまい。(まだまだ紀伊カンナ先生についてほんとうは語りたい...オタク...)