9月26日(金)台風が過ぎ去った後の晴れ

金曜日なのにこんなに天気がいいのに朝から2コマ続けてテストがあった。社会福祉のテストではノーマライゼーションについて長々と書かせられる。あとは個人に対する援助について。字が汚くて恥ずかしい。どんどん手に力が入ってしまって紙に穴をあけてしまった。

放課後は図書室で記録の最終修正を終わらせて、隣に座っていた友達にまた明日と声をかけて帰った。ホットケーキが無性に食べたくなってテキトーに混ぜて、台所で焼きながら食べた。ひと休みしたあと自転車に乗って近くのスーパーマーケットで500円の安いワインを買った。白。夜に課題をしながら飲もうかな。

さっきまでれいんちゃんの日記を読んでいて、勝手にまたダメダメになった。彼女の書くもの全てに涙が出る。この気持ちが消えない限りわたしは何時までも高校三年生の夏だ。あの夏、あの部屋、あのカーテン、先輩に電話をしたあの夜、何があって何がなかったのか。何もなくて、何もかもあったのか。根子はいつまでも変わらないなぁと言われた去年、あの時わたしはひどく傷付いたけど本当に何も変わっていなかった。今も何も変わっていないし、それは安心じゃなくて悲しさだ。何も変わらなくて悲しいわたしと、変わりすぎて可哀想な先輩。高校三年生の夏。劣等感の塊。はたちの秋。劣等感の塊。