大雨 大風

日勤日勤日勤準夜準夜深夜深夜

昨日は準夜で今日は深夜。

夜の病院は22時を過ぎると静かに寝てる。ナースコールの音がずっと遠くに聞こえてぼんやりカルテの前に座ってる。相変わらず仕事ができなくてつらい。まだ3ヶ月、でももう3ヶ月...3ヶ月あればなんでも出来ると思ってる人となんにもできないと呆然としてしまうわたしがいて毎日の仕事が怖い。今日こそは失敗しない、今日こそは怒られないと思って出勤しても朝一番でアンプル割ったりするんですよね、頭に尿取りパット10枚降ってくるし。仕事も優しく教えてもらっても言い方がどうであれ情けなくてしょうがないから涙出てくる。めちゃくちゃな大声で嫌味いう人もいてわたしはサウンドバックですかね...という気持ち。正論も至近距離から刺し殺すみたいに言ってくるから意味理解する前に死んでしまう。

同期と話してて「みんな同じ様なことで悩んでるんだね~ わたしだけじゃないって分かって安心した!」とか言ってるの聞くんですけどみんないい子だな~ わたしは例え他の人が似たようなことで悩んで泣いてたとしても、似てるだけで同じではないし気持ちの大きさもつらさもなにもかも違うから安心なんてひとつもないよ...と思ってしまう わたしのつらさはわたしだけのものでしょうが... あなたのつらさがわたしのつらさを軽くしてくれることなんてひとつもないよ、ごめん... それでも話を聞いて欲しいなんて傲慢ですよね、わたしは他人のつらさを聞く気なんてほんとうはひとつもないのかもしれない 


大雨の音で目が覚めてしばらくベッドでじっとしてたら風だけになった。外に出ると強い風と熱いむっとした空気、遠くに少しだけ空が見えて台風の目のことを考えた。強い風がわたしの情けなさを一瞬うやむやにしてくれる。タバコの灰が遠くに飛ばされて、そういえば隣の部屋の先輩はもう引っ越したのだったと思い出した。