11月7日(土) 晴れ 風が寒く2時には日が暮れた


ゆうきくんは多分、けっこうな割合で、なにも分かってないし分かろうとしてないんだろう。いや、分かろうとはしてるのだろうけど、何も分からないから、同じところをぐるぐる回っているのに、「僕たちけっこう進んできたね、そろそろ次の入口が見えてくるんじゃないかな」なんて言う。そして、空を見て海と言ったり、嫌だを好きと捉えたり、わたしを照れ屋で初な可愛い彼女と思ったり。


でもそれと同様に、わたしも何も、何一つとしても、きみのことを分かってない。わからないなぁ。何でそんなこと言えるのか、何を思ってそう言おうと思ったのか。


時間をかけて分かり合っていくんだろうけど、ほんと長くて嫌になる。


わたしはきみの隣でニコニコ笑って、おしゃべりで、背の低い、守ってあげたくなるような、そんな彼女になるために、まずはきみの心になります。わたしのことが分からないなら、わたしがゆうきくんを分かるために。


眠くなると途端に返事がゆっくりになって、声がとっても優しくなるね。それだけは分かるよ。