10月23日(水)曇り

前回の日記をよんで笑ってる。
機嫌が悪かったんだな。クソクソクソクソ、感情で動いてる私は赤ん坊みたいだ。インターネットでしか叫べないところが、可哀想。
一人暮らしを始めて一度も泣いてない。いや、泣いたか。5月の頭に寮のネット回線が上手くいかなくてお父さんに電話したらこっぴどく怒鳴られて泣いた。それ以来泣いてない。悲しいことが高校生の時より減ったのだと思う。悲しいより空しい虚しいことがぐんと増えた。空しい時も虚しい時も泣けない。ぼんやりベッドの中で丸くなるだけ、猫背に椅子に座って流れるTLをぼうっと見るだけ。それだけ。

夜は玲音ちゃん主宰で、ゆれるさん、ツミさんという方とLINEグループを作って句会をした。ゆれるさんとツミさんとは面識がない、けど、一方的に私が知ってた。そういう関係。
句会自体は一年と半年ぶり。句を詠むのも。つらかった、全然詠めなくて。お題は「月」「草かんむりのつく漢字」「光」

・雨月見て落つるしずくはそのままに
・ずるいやつ桜紅葉も恋の色
・10月のひかりは優しすぎるから

雨月のこと、深読みされて恥ずかしかったな。雨の日の月って意味だけで詠んだのに。句が詠み手から離れたらもう手出しは出来ないんだったな、忘れてた。10月のは、みんなに褒めてもらえて嬉しかった。この気持ちも忘れてた。玲音ちゃんに「楓はなんだかんだで上手いから文芸やめなきゃいいのに」みたいなこと言われて、うっ、となる。色んな気持ちが喉元まで駆け上がってきてうっ、となる。上手いのだろうか。くるしい。私はまだ書けるのだろうか。書きたいのだろうか。分からない、まだ分からなくていい。ゆっくり分かりたい。

アラームを5つかけて眠る。