雨のち晴 時々曇り

全部の天気が1日の中で過ぎていくと気持ちが不安定になる。何かひとつしか見れなくてそのことを考えているうちに次の事象が起こると、今何を考えれば見ていればいいのかわからなくなる。

仕事が午前上がりで他チームの先輩と帰ってきた。今日も今日とて怒られて礼儀がなってないねと言われて、だめだなぁ。そのことばかりでいっぱいになると次の作業ができなくなるから感情をなくす、感情をなくそうと頭の中で繰り返す。切り替える、ということができなくて感情をなくして波が過ぎるのを待っている。分からないことを聞くことが怖い。「ねこちゃんはグイグイくるようで意外と気にしいなんだね、なんでも聞いていいんだよこの１年は」優しくそう言われたけど仕事とプライベート(プライベートという言葉は臭くて嫌いなんだけどこういう言葉しか今出てこない)を切り離して生活できない。仕事と関係なく、あっ...となってしまう。この１年辛かったな～と思うくらいじゃないとだめだよと肩叩かれて血が出そうだった。目から血が出たら楽だと思う。

空いた午後は教習所に行く予定だったけど行ける状態じゃなくて休む。仕事入ったと嘘付いた当日キャンセル料で2160円...2160円で安寧が得られるならいいですよね... 洗濯回してちょっと寝てコンビニ。アイスが食べたかったけど目の前にするとなんにも食べたくないんだわたしは、と立ち尽くしてしまう。何も食べたくないのに何か食べたい、わからないけど。甘いものばかり買って部屋で全部食べた。あーあ.. 

早めのお風呂すませてベランダ、お尻半分しか乗らない窓のサッシに浅く腰掛けてぼんやり過ごした。アイスコーヒーにもらったココナッツオイル入れたら全然溶けなくてラードが浮いてるみたいになった。そうだよね、熱いものにしか溶けないよね。熱いものにしかと溶けない、それがすごくつらい。ぼんやりしてると瞬きが減るみたいで、煙がどんどん目に染みる。タバコの煙はどうしてこんなに痛く染みるのかな。干してあるUNIQLOのスポーツブラに毛玉がいっぱい付いてて切ない。みたい映画がなくて、買い物もしたくないときにはどうするのかしらね 小説の中で女の人がそう言った。よくわたしも考える、21才の女の子、うら若い女の子たち、何をして過ごしているのかな。手紙の返事を書かなくては、もう半年も返してない。便箋はずっとテーブルの上に用意してあるのに、すがりつくようなことしか書けなくて何枚も捨てた。なんでも熱いうちにした方がいい、あとでなんて永遠にこない。

LINEがこなくて、元気にしてる？なんて酔ったメッセージ送ってしまった。わたしを寂しくさせないで、寂しくさせないでよ。顔も知らないきみ、都合のいい女のくせに負けなくないとか思って結局最初から最後まで負けてますよね...そんなこと言わないでよって言ってほしいだけだよね...切ないなぁ、みてらんないよ。

明日提出の課題やって電話待とうかな。でもこういう日は絶対に電話はかかってこないこと、知ってる。

晴

準夜出勤なので10時まで寝てた。膝と手の甲が虫に食われてる。三週間ぶりに買い出し行ったら緑の食べ物ばかり買ってしまって職場の人に影響されてるな～ みんなお昼休み草ばかり食べててすごい。

溜まってた洗濯物(ドライのやつ)やっと干して買ってきた漫画読んで、それでも時間が余ってたからベランダでタバコ吸って、ゆきのさんからもらった本を読んだ。ユニさんおすすめの本で、ゆきのさんも読んでいて、わたしにくれて、その意味とはなんなのだろう。答えじゃなくて 意味、いつも考えてる。意味がないことをしたくないんじゃなくて、意味があると安心するのかな。タバコを吸う意味も。タバコは肺で吸わないと意味がないと思うんだけど、自分はこの煙をきちんと肺に入れているのかどうなのか。なぜ肺で吸わないと意味がないのか。「肺に入れた後の空気をまた口の中に戻してもう一度吸う感じ。薄い煙が出るよ」と教えてもらった。それからずっと、口から出る煙が薄いか濃いか気になる。そういうことじゃないよね...そういうことを伝えたかったんじゃないですよね...灰の落とし方すら友達の指で覚えた。

忘れたいことがあるなら、日記でも書けばいいでしょう。そうかな、そういうものなのかな。わたしがシロクマだった時の話をいつかできたらいい。

晴

今日あったこと時系列順に書いていったのだけど、これってなんなんだろう、わたしはこれをしたいのかなって分からなくなって保存して下書き止まりにした。

今日は仕事が休みで東京に行ってゆきのさんに会ってあそびました。高島屋でパフェ～を食べて嬉しい。バナナパフェの下にチョコビ入ってた。

精神が女子校なので大好きな女の先輩(先輩？)となんでもおそろいにしたくなる。持ち物もタバコもいよいよ職業までおそろいにしてしまってごめんなさい...めちゃくちゃ気持ち悪いこと分かってます すみません...いつも優しくて毎回泣きそうになってしまうんです。ゆきのさんにタバコの火付けてもらってほんとうはあの時大声で叫びたかった...号泣するほど嬉しかった

クッキーの缶の中にある写真の話。開けると一瞬で「あの時」に戻ってしまうということ。わたしにとってのクッキーの缶は 場所 で、そこに足をつけるとあの時の気持ちが押し返すこともできない津波みたいな勢いで襲ってくる。でもわたしは果歩じゃないし江國香織じゃないし生活が小説じゃないことちゃんともう知ってます。自分を主人公だと思って生きること、生活を小綺麗なフィクションに仕立て上げることは美化することとはまた違うなって思う。記憶が遠くなればいい。そういうことがあったな、懐かしいね、そう早く思えるようになって、そして別の思い出で塗り替えようね。

ゆきのさんがユニさんのお店に1冊残っていた300年のヒントを買ってきてくれて嬉しい。最高のプレゼントです...

 神様のおはします所がこんなにも近くにきてくれました。ユニさんにまた会いたい。 星のクッキー持っていきます。

丁寧な日記を書けたらいいね。いつでも本当のことだけ書きますから。

曇り

６月に入ってから時間軸がおかしい。まだ４日。

木曜日、病棟で助手さんの採血したら全然うまくいかなくてナースステーションのど真ん中で泣いてしまった。その日は朝からぼんやりして自分の手に針刺ししていてもう最初からぐちゃぐちゃだった。狭い部屋で印鑑右手に持って何十年後の自分に謝りながら判を押したりしたのに。針が怖いのに採血頼まれて、しますって答えて、優しい人の柔らかい肘の裏にアザ作ってごめんなさい。もうぐちゃぐちゃとはこういうことで、手が、もう全然動かなくて、スピッツに全然血が入っていかないのにそれなのにどんどん皮膚の下に血液が溜まってアザになっていくのが見えてそんなつもりなかったのに涙が律儀にひとつずつそれも絶えずに床にぼたぼた落ちて、助けてください。ごめんなさい。もうなんにもできなくてみんな怖い。明日も仕事です。日曜日。

部屋が汚い。一口も飲んでないビールこぼした。汚いのはわたしでめちゃくちゃなのもわたしだ。

晴

自動車学校に通ってるんですけど運転がつらくて頭が回らない 一昨日に一ヶ月ぶりの運転をしたらどこでハンドル切っていいのか分からないし、とにかく全然曲がれない 修了試験落ちた日のこと運転中ずっとリフレインして焦点が合わなくて自分が何してるのか、隣に座ってる教官が何言ってるのかも分かんないまま補習が終わってしまった 50分間怒られて運転し続けること、仕事よりつらい それでも今日再修了試験受かったんでよかったです 仮免

毎日安いゴミみたいな化粧品ごちゃごちゃ買ってしまって安物買いの銭失い、わたしの人生だな なにも意味ないことにお金払ってる 給料が笑っちゃうほど少なくてわたしが毎日してることは汚いし臭いなってすごく思った 看護師は汚い仕事です キラキラして見えるとか、白衣の天使とか、そういうの未だに言ってくる人いて首締めたい 毎朝10時に脊損の人摘便してるし17時には違う人の導尿してます 顔がボロボロで自分が21歳だってことすぐ忘れる トイレの鏡で笑顔の練習したりつらくて泣いたりしてるけどどこにも逃げないで毎日仕事行ってえらい 

満月

いつでも自分本位でそれがものすごく嫌だったけどもうそれでいい気がしてきた こういう自分を認めたんじゃなくて諦めた 自分を一番可哀想にするのは自分 毎日働いて一生懸命不幸になります

晴

「そんなの宗教じゃん」

そうだね 返されることのない信望 一方的に満たされる愛と信望 信望、信じて望む心 わたしだけの神様はわたしだけの神棚に 

「だからそんなに泣かないで」

宗教だったらどれだけよかっただろう